COLUMN
2019.11.07 更新
ルチルクォーツといえば水晶の中に金色の針がキラキラと輝く宝石です。
そして、タイガーアイ(虎目石)と同じくパワーストーンショップで金運UPにおすすめされる宝石でもあります。
今回はルチルクォーツの金運にまつわるエピソードやルチルクォーツの様々なバリエーションについてご紹介します。
目次
ルチルクォーツといえば「金運UPのお守り」というイメージが強いですが、人気を集めている理由はそれだけではありません。
ルチルクォーツが人気を集めるもう一つのエピソードについてもご紹介したいと思います。
パワーストーンショップを中心にルチルクォーツが金運UPの宝石として呼ばれるようになったのは中国が発祥と考えられています。
金色の針が金色の線に見えることから「金銭のお守り」として広まったというエピソードもその一つです。
また、中国で盛んな風水においても金色のアイテムは金運UPのお守りと言われています。
そこでゴールドカラーであるルチルクォーツのアクセサリーやジュエリーは、商人や起業家などが好んで身につけるアイテムとして広まっていったのだそうです。
ちなみに芸能人の方でいえば市川海老蔵さんもベストジュエリードレッサー賞の関係でルチルクォーツのブレスレットをお持ちです。
金運UPの宝石というイメージはあながち間違いではないのかもしれませんね。
金運のイメージが定着する理由となったあの金の針はそもそも一体どんな鉱物なのでしょう。
ルチルクォーツ自体はその名の通り、水晶にルチル(金紅石:きんこうせき)が混じり合って結晶化したものです。
ちなみにこのルチルがルビーやサファイアと混じり合って結晶化すると、表面上にスターが浮かび上がるという特性を持っています。
そういったルチルは針状とはいえとても細い結晶で、肉眼では針状には見えません。
ルチルにはこのようにとても細いものから針や髪の毛と同じくらいの太さ、それらが束状になって針金くらいの太さに見えるものまで様々です。
また針の量も個体差があり、クォーツ内部にびっしり入っているものもあります。
金運UPのお守りであるだけでなく、ルチルクォーツはひとつひとつに個性を持つ魅力的な宝石だからこそ、不動の人気を誇っているのでしょう。
ルチルクォーツの主な産地はブラジルですがそれ以外の地域からも産出されることがあります。
土地により成分の違いがあるため、ルチルの太さや色にも影響が出ます。
例えばマンガンの多い土地で生成されたルチルはレッドカラーのルチルが産出されることもあるのです。
ルチルの個性は針のカラーバリエーションにも現れるのです。
鉄分を多く含む宝石は基本的に水分はNGであるものが多いですが、ルチルクォーツに関しては水晶の中に針が内包されているので問題ありません。
そのため、汗や化粧品が付いてしまった場合でもそこまで心配しなくても大丈夫です。
また、紫外線によって変色や退色することもないので、ジュエリーやアクセサリーとしては管理がしやすい部類に入ります。
水晶となんら変わりなく硬度7前後はあるので、ルチルクォーツのジュエリーやアクセサリーを外したあとは柔らかい布で優しく拭いてしまってあげればOKです。
ルチルクォーツは金運以外にもいくつかの宝石言葉を持っています。
例えば「ネガティブな感情を遠ざける」「向上心UP」など、ゴールドカラーの持つポジティブな持ち味がそのままルチルクォーツにも使われています。
また金運UPと縁のある「出世」「ビジネスの成功」といった宝石言葉も持っているので、ルチルクォーツのアクセサリーは男性も好んで付ける方は少なくありません。
パワーストーンショップなどでは金運UPの宝石というキーワードがプッシュされていますが、それ以外にもルチルクォーツはエネルギー溢れる宝石なのです。
ルチルクォーツはゴールドカラーの宝石というイメージを持つ方が多いですが、実際は様々なカラーバリエーションが存在します。
そこでルチルクォーツのジュエリーやアクセサリーを選ぶ時に知っておきたいカラーバリエーションをご紹介します。
ゴールドの対極である「シルバールチルクォーツ」も存在します。
その名の通り銀色の針状結晶が水晶に内包されており、ルチルクォーツと並べると兄弟のような宝石です。
また、中にはシルバールチルとゴールドルチルが混ざり合ったものもあります。
すでにルチルクォーツのジュエリーやアクセサリーをお持ちの方はいろいろな角度からチェックしてみるとシルバールチルが見つかるかもしれません。
シルバールチルクォーツも金運UPのお守りに良いと言われているので、シルバーカラーを普段取り入れている方にはコーデのワンポイントにもおすすめです。
そのほかにも暖色系のルチルも存在します。
あたりが代表的なカラーといえるでしょう。
これらのカラーは特別基準が定まっているわけではなく、パワーストーンショップやアクセサリーショップそれぞれの基準で名前を付けられていることもしばしばあります。
もちろんそれぞれのカラーのルチルが入っているルチルクォーツもあり「ミックスルチルクォーツ」「マルチルチルクォーツ」などとして販売されています。
暖色系のルチルクォーツは金運以外に「縁結び」「子宝」のお守りとしても良いそうなので女性にもぴったりの宝石ですね。
寒色系のルチルクォーツはシルバールチル以外にもあります。
中でもこれらが有名です。
柔らかな芝生のようなグリーンルチルクォーツは癒し効果が期待できると言われており、一方ブルールチルクォーツは苛立ちを抑える効果が期待できると言われています。
そのためルチルクォーツの中ではあまり金運のイメージが定着していない宝石のようです。
お金への執着や欲張った気持ちをセーブしたい方が持つのにふさわしい宝石でもあるので、目に入りやすい指輪などにして身につけておくと良いでしょう。
そして最後に紹介する「ブラックルチルクォーツ」ですが、そのほとんどがルチルではなく別の鉱物が内包されています。
一体どんな鉱物かというと、このブラックルチルの正体はなんと針状結晶の「トルマリン」なのです。
しかしながらトルマリンであったとしても一見ルチルクォーツの仲間に見えることから、そのままブラックルチルクォーツとしてパワーストーンショップでも紹介されています。
トルマリンといえば癒し効果で有名な宝石ですが、ブラックルチルクォーツとしては金運UPをはじめ、目標達成などルチルクォーツとしてのキーワードが用いられるようです。
キーワードだけでなく、色味からしても男性におすすめしたい洗練された印象の宝石です。
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