COLUMN
2019.02.12 更新
ピンクといえば子供から大人まで女性にとって一度は虜になる人気のカラーです。
例えばローズクォーツ、ピンクサファイアなど目にする機会も多いですよね。
今回ご紹介するモルガナイトはジュエリーにおいても、パワーストーン系のブレスレットにおいても注目されるピンクカラーの宝石です。
目次
モルガナイトは別名がピンクベリル、和名ではモルガン石というように様々な呼び名がある宝石です。
そこでモルガナイトがどんな宝石なのか、その由来についてなどちょっとしたトリビアをご紹介していきたいと思います。
一見、ローズクォーツのような淡いピンクのモルガナイトですが、エメラルドやアクアマリンといった宝石と同じ鉱物グループに属します。
どちらの宝石もモルガナイトとは似つかない宝石なのに不思議だと思う方もいることでしょう。
これはベリルが生成される過程で、鉄分やミネラルをどれだけ含んだかで色味が決まるからなのです。
例えば、同じベリルの仲間でもマンガンなどのミネラルを多く含み、ピンクのものは「モルガナイト」に。
クロムなどの金属を多く含んだグリーンのものは「エメラルド」といったように色味で判断されることがあります。
そのため、モルガナイトといっても淡い色合いのものからピンクが濃いもの。
また、シャンパンカラーのようなものまで幅広いカラーをジュエリーとして楽しむことができるのです。
モルガナイトは発見された当初「ピンクベリル」という名称でジュエリー界にデビューしました。
このほかにも色が濃いものは「ローズベリル」と呼ばれたものもあったそうです。
実際、最大サイズのモルガナイトにも通称「Rose of Maine」といった、バラをイメージしたものもありました。
それがクンツァイトの名付け親としても有名な宝石コレクターでである「ジョージ・フレデリック・クンツ」氏によって「モルガナイト」と統一されるようになりました。
この背景には「J・P・モルガン」氏というもう一人の宝石コレクターの名前が由来となっています。
それというのも大富豪であるモルガン氏はクンツ氏のコレクター仲間でもあり、彼の後援者でもありました。
そんなモルガン氏へ敬意の意味を込めて「モルガナイト」と名付けたエピソードが残っています。
透明度が高く綺麗なモルガナイトはマダガスカル産に出やすい傾向にあるようです。
こういったクオリティが高い品質のものはジュエリーショップでも十分見ることができます。
また、ブラジルでも産出される傾向にあり、産出量の面ではブラジルに次いでナミビア、アフガニスタンも有名な地域です。
こちらの地域でもクオリティが高いモルガナイトが産出されることは勿論あります。
前述でご紹介した最大サイズのモルガナイト「Rose of Maine」に関していえば、アメリカのメーン州で採掘されたものです。
産出する地域によってそれぞれ特色がある点は宝石の醍醐味ですね。
モルガナイトの硬度は7.5~8と比較的ジュエリーの加工に安定しています。
亀裂などが元々入っていないのであれば、超音波洗浄をしても問題ないといえます。
気をつける点があるとすれば、紫外線によって退色(色が薄くなる)恐れがあるので保管の際はその点を意識しましょう。
少なくとも、真夏の紫外線が強い日に窓際に置いたままにしてはいけません。
昨今のモルガナイトは熱処理をして色味を濃くしているものもありますが、オレンジがかったカラーのものは熱処理していない天然の色である可能性大です。
そういったモルガナイトをお持ちの方は特に保管に気をつけましょう。
ローズクォーツに似ているモルガナイトは宝石言葉も似ています。
「幸せな結婚」「確かな愛情」といった宝石言葉があるので恋人へのプレゼントにはおすすめの宝石です。
また、柔らかい色味の宝石でありながら「自由」「自立」といったはっきりした意思を尊重する意味も持っているそうです。
身につけることで女性らしさを兼ね備えつつも、大人の女性にぴったりの宝石ともいえます。
これらの意味合いからパワーストーンショップでも、恋愛運や女性らしさを上げたい方がブレスレットに組み合わせることも多いようです。
皆さんは色によってそれぞれもたらす心理効果があることをご存知でしょうか?
例えば、今日手に取った服やアクセサリーのカラーには自分が求めているキーワードが隠れています。
そこでピンクカラーのモルガナイトを身につけることで期待できる3つの心理効果についてご紹介します。
ピンクカラーを求める方には「女性らしくありたい」という気持ちを持っているケースが多いそうです。
確かにピンクといえば、国内外問わず女性の象徴というイメージを持たれているカラーです。
だからこそ、モルガナイトのジュエリーはまさに「女性らしさ」を引き出してくれるラッキーアイテム!
イヤリングやピアスにすれば華やかな顔立ちを演出してくれますし、指輪にすれば女性らしい手元のアピールに繋がります。
濃いピンクが苦手な方は是非一度、モルガナイトの淡いピンクのジュエリーやアクセサリーをコーディネートに取り入れてみては如何でしょうか?
嘘のような本当の話ですが、実はピンクカラーを取り入れることで「若返り効果」「美肌効果」が期待できるという研究結果が出ています。
なんでもピンクカラーを目にすることにより、女性ホルモンの分泌に影響が出るのだそうです。
それ以外にもベビーピンクのように「若さ」の象徴という意味も持っているので、第三者から見てもピンクのアイテムを上手にコーデに取り入れている方は若々しいイメージに繋がります。
モルガナイトの指輪を身につければ、視界にピンクカラーが入ることでこっそりアンチエイジング効果が期待できちゃうかもしれませんね。
もう一つピンクカラーの持つ研究結果には「緊張を和らげる」効果もあると言われています。
日々の生活で疲れているからこそ、ピンクカラーのアイテムを選んでいるという心当たりはありませんか?
でも、そこで蛍光色のピンクでは心を休ませることは難しいものです。
モルガナイトのような目に優しいピンクを視界に入れることで、緊張を和らげる効果が期待できます。
自分の緊張を和らげたいのであれば、やはりモルガナイトの指輪が一番おすすめです。
その逆にモルガナイトのネックレスやピアスなどを身につけることで、第三者の緊張を和らげるムードメーカーのような存在になれるともいえます。
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