オニキス＊高級感ただよう漆黒の宝石

初めてオニキスを身につける人が驚く2つのエピソード

瑪瑙の種類は数が多く、模様もひとつひとつ特徴が違います。

でも私達が見かけるオニキスにはまるで模様など存在しないような漆黒の宝石です。
なぜ、縞模様を持つはずであるオニキスにこのような違いがあるのでしょう？

オニキスの由来は瑪瑙がもつ縞模様がヒント

オニキスといえば漆黒の宝石というイメージを持つ方が多く、実際にそういったものが流通しています。

でも、本来のオニキスは黒い瑪瑙に白い筋目が入っている宝石なのです。

初めてオニキスを見た方にこのエピソードをお伝えすると驚く方もいますが、原石を削り出した箇所によっては漆黒、あるいは黒と白の縞模様といった違いがあります。

そして、この白い筋目が爪に見えるということで、ギリシャ語で爪という意味を表す「Onyxis（オニュクス）」がオニキスの語源となりました。

例えばオレンジ色の瑪瑙である「サードオニキス」も、同じく白い筋が入った縞模様の特徴がありますよね。
こちらも名前にギリシャ語のOnyxisが関係していることが解ります。

オニキスの縞模様が消えた理由とは？

しかしながら、パワーストーンショップなどで見かけるオニキスのほとんどは漆黒のものです。

何故かというと縞模様のオニキスを黒く染色しているからなのです。
染色を施す理由ですが黒さを強調するためであったり、黒一色に統一するためなど様々です。

ただし、カメオの装飾を目的とした場合は黒と白が織り成す層をそのまま持ち味に活かして彫ります。
そうすることで仕上がったカメオはまるで一枚の絵画といっても良いでしょう。

オニキスから彫り出したカメオはブローチやペンダントといったアクセサリーの中でもまさに高級感のある一品といっても過言ではありません。
アンティークジュエリーなどがお好きな方は是非オニキスのカメオについてチェックしてみてくださいね。

いろんな地域で出会うことができるオニキス

今のところオニキスを中心とした瑪瑙は比較的手に入れやすい宝石と言われています。
その理由ですが、宝石の産地として有名なブラジルやインドはもちろん、中国やチェコといった広範囲にわたって産出されるという点にあります。

また、産出地域が広範囲であるほかにも産出量が安定しているという点も理由の一つになるでしょう。
ただし染色を全く施す必要がないレベルのような漆黒のオニキスに関しては産出されることが稀です。

そのため瑪瑙全体の産出量は多くとも、縞模様が全くない原石となると希少価値はぐっと高まる傾向が見られます。

オニキスを持つ人が気をつけたい2つのお手入れポイント

縞模様ということで層の違いはあれどオニキスは硬度：6.5～7と安定しています。

とはいえ、オニキスの管理について気をつけなければならない点は主に2つあります。

その1つが紫外線に長時間当てないようにすることです。
染色をしているもののオニキスは紫外線によって退色してしまう可能性があります。

もう1つ、水分や汗に関してもオニキスを変色させる可能性があると言われていますが、水入り瑪瑙が存在していることを考えると個体差によって影響の大小は異なるのかもしれません。

現代でも引き継がれているオニキスのお守り

下記のようにオニキスはパワーストーンショップでネガティブな存在から守ってくれるお守りとして紹介されることが多々あります。

• ネガティブな感情を癒してくれる
• 魔除けのお守り

実際、キリスト教徒の方にオニキスで作ったロザリオを持っている方もいたそうで、現代でもアクセサリーショップにはオニキスをあしらったロザリオを販売しているお店もあります。

また、黒い色のは意志を強める心理効果があるそうです。
そういった宝石言葉もオニキスは持ち合わせています。

• 誘惑を断ち切る
• 忍耐力の強化

目標に向かって頑張りたい人や結果を出したい人へのお守りにも、オニキスのアクセサリーやジュエリーのプレゼントはぴったりなアイテムでしょう。

オニキスのジュエリーで簡単に作れる3つの大人コーデ

色が与える心理効果でブラックカラーは高級感や大人らしさの象徴とされています。

そこでオニキスをあしらったジュエリーやアクセサリーはどんな方におすすめかまとめてみました。
これからイメチェンを考えている方やブラックカラーを取り入れたコーデを考えている方は是非参考にしてみてくださいね。

オニキスのジュエリーはモノトーンコーデに外せない

オニキスはモノトーンコーデが好きな方へのプレゼントにまさにぴったりなアイテムです。

それこそ、指輪からブレスレット、ピアスやネックレスなどアクセサリーからジュエリーまでいろんなカテゴリから選ぶことができます。

また、モノトーンコーデは季節を問わず着ることができるというメリットもあります。
だからこそ外さないプレゼントを選びたいという方は、派手すぎず使い回しのきくデザインを選んでみてはいかがでしょうか？

そのほかにもモノトーンアイテムはペアアクセサリーとしても選びやすいので、オニキスをあしらったジュエリーは恋人へのプレゼントとしてもおすすめです。

大人の辛口コーデにプラスしたいオニキスのアクセント

大人っぽいコーデにイメチェンしたい場合「はっきりした色を持ってくる」というポイントがあります。

まさにブラックカラーであるオニキスのアクセサリーやジュエリーはピンポイントのアイテムと言えるでしょう。

例えば職場などの派手すぎないコーデが必要な時にもオニキスのジュエリーはしっくりと馴染みます。
また、初めてのカフスデビューを考えている男性にオニキスをあしらったアクセサリーをプレゼントするのも良いですね。

ブラックは小さくても存在感のあるカラーなので、カフスからピアスやイヤリングまでしっかりと大人っぽさをアピールできます。

オニキスのジュエリーがかもし出すリュクスな印象

ブラックは高級感を連想させる心理効果があります。
また、同じく高級感を連想させるゴールドともブラックは相性の良い組み合わせです。

実際にハイブランドのジュエリーでもブラックとゴールドの組み合わせは人気があります。
ちょっとしたパーティーなどでもそういったデザインのジュエリーをコーデに取り入れる方は多いですね。

女性は全てがキラキラと輝くジュエリーに惹かれるとは限りません。
自分自身をキラキラと輝かせてくれるためのジュエリーに惹かれるのです。

だからこそ、いつもと違う自分を演出したい時にオニキスをあしらったジュエリーに目を向けてみてはいかがでしょうか。