マザーオブパール＊真珠の母とも呼ばれるその輝き

真珠が好きな方にこそ知ってほしいマザーオブパール

「真珠の母」と聞くだけで、真珠が好きな方にとってマザーオブパールはわくわくする名前ではないでしょうか。
実際、マザーオブパールは真珠のように虹色の輝きを持つことから様々なアクセサリーやジュエリーにも用いられているのです。

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マザーオブパールが真珠の母とされている理由

マザーオブパールという名前、その虹色の輝きからはじめて見る方は真珠の仲間だと思うことでしょう。
でも、マザーオブパールとは真珠を生み出す母貝（ぼがい）のことなのです。

加工にも向いていることから、古くより装飾品としてカメオや簪（かんざし）など様々なアクセサリーやジュエリーにも用いられてきました。

もちろん現代においてもカルティエやティファニー、ブルガリといったハイブランドが用いるほどじつは有名な自然の産物なのです。

母貝によって色調が変わるマザーオブパール

ちなみに母貝にはいろいろな種類があることからマザーオブパールには様々な色調が存在します。
白蝶貝や黒蝶貝など、どの母貝から加工するかによって全く違う雰囲気の宝飾品になるのです。

たとえばヴァン クリーフ&アーベルのアイコンジュエリーでもあるアルハンブラシリーズ。
こちらでは白蝶貝の母貝から作り出したホワイトカラーをはじめ、様々なカラーバリエーションが存在します。

オーソドックスなカラーは白蝶貝の母貝かもしれませんが、真珠と同じようにそれぞれの色調が魅力を持っているのです。

マザーオブパールが採れる主な産地

マザーオブパールの主な産地はオーストラリア、フィリピン、インドネシア、ポリネシアなど広範囲に渡ります。
ただし、地域によってどの色調の母貝が採れやすいといった違いはあるようです。

また、養殖によって育てた母貝からも加工できるため、海外産だけでなく国内産のマザーオブパールも存在します。

母性の象徴としても知られているマザーオブパール

マザーオブパールには真珠と同じく「富」「長寿」といった宝石言葉もありますが、一番知られているのは「母性」に関する宝石言葉ではないでしょうか。

• 安産のお守り
• 育児に疲れた時のお守り
• 包容力を身に付けたい方のお守り

真珠の母として名付けられているようにマザーオブパールは母性の象徴とも言われています。
また、包容力を司るお守りジュエリーとしてもおすすめの宝石でもあるのです。

繊細な宝飾品でもあるマザーオブパール

マザーオブパールは硬度：3.5～4.5（個体により3前後）ほどと、とても繊細な宝石でもあります。
落としてしまうだけで小傷がついてしまうこともあるので取り扱いには注意が必要です。

また、水分や汗、皮脂によって表面がくもってしまう性質もあるため、はずしたあとは必ずお手入れをしてからしまうようにしましょう。

しまう時もほかのジュエリーによって表面に小傷がついてしまわないよう、間隔を空けてしまうのがベストです。

マザーオブパールの豊かなカラーバリエーション

母性の象徴として知られているマザーオブパールですが、母貝の色調によっては男性でも身につけやすいカラーのほかユニセックスなカラーもあります。
そこでオーソドックスな4つのカラーバリエーションについてまとめてみました。

オーソドックスなマザーオブパールといえばホワイト＆クリームカラー

マザーオブパールの代表的なカラーといえば、おもに白蝶貝から採れるホワイトカラーとクリームカラーでしょう。
この2色はアクセサリーやジュエリーを中心に目にする機会も多いカラーです。

また、マザーオブパールは虹色がかった輝きを持つタイプのほかに、ムーンストーンのシラーのような特徴的な輝きを持つタイプもあります。

同じホワイトカラーのマザーオブパールであっても輝きの出方によって雰囲気も異なるので、いろいろなタイプを見比べてみるのもおすすめです。

品の良いブラック＆グレーカラーのマザーオブパール

ブラックカラー、グレーカラーとも呼ばれるマザーオブパールはおもに黒蝶貝から採れます。
また、玉虫色のようなピーコックカラー（グリーン）が採れることもあります。

どちらのカラーも品の良いジュエリーを中心にあしらわれることが多く、男性が身につけても違和感のないカラーでもあります。

時計の文字盤やカフスなどの装飾品として用いられるほか、ハイブランドを中心に幅広く愛されているカラーです。

ユニセックスなブラウンカラーのマザーオブパール

茶蝶貝をはじめとした母貝からはブラウンカラーのマザーオブパールも採れます。
ココアブラウンのようなカラーから赤みの強いブラウンなど、こちらも母貝によって色合いの変化が見られます。

ブラウンカラーのマザーオブパールはアクセサリーのほか、ボタンなどの装飾品としても見かける機会があるカラーです。

ユニセックスなカラーでなのでペアアクセサリーにもぴったりのカラーですね。
また、6月の誕生石ではありますが秋冬にも使いたくなる上品さを持っています。

春の花を思わせるピンクカラーのマザーオブパール

また、マザーオブパールのカラーバリエーションにはピンクカラーも存在します。
母性の象徴とも言われるマザーオブパールらしいほんのりと優しい色合いをしているのが特徴です。

桜色や桃色の色調をしていることから、花をモチーフにしたアクセサリーやジュエリーとして加工されることも珍しくありません。

ピンクカラーのマザーオブパールはボタニカルモチーフが好きな方、春生まれの方へのプレゼントとにもぴったりのカラーですね。