COLUMN
2020.02.22 更新
パワーストーンコーディネートプレゼントお手入れ天然石誕生石ハーキマーダイヤモンド
「ダイヤモンド」というからには、ダイヤの仲間だと思われることも多いハーキマーダイヤモンド。
でも、実際はダイヤモンドの仲間ではなく「水晶」なのです。
パワーストーンショップでも悪夢を遠ざけるお守りの宝石と称されるハーキマーダイヤモンドのエピソードをお届けします。
目次
ハーキマーダイヤモンドの名前から「水晶なのにどうしてダイヤモンドと呼ばれるの?」と不思議に思った方もいると思います。
ハーキマーダイヤモンドは名前のとおりダイヤのような輝きを持つことからそのように名付けられた、水晶でありながらも素晴らしい輝きを持つ宝石なのです。
実際にハーキマーダイヤモンドの中には角度を変えたり、光にかざすことで虹色に輝くものがあります。
その姿がまるでダイヤモンドのまばゆい輝きを思わせたのでしょう。
水晶というとアクセサリーのイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、ハーキマーダイヤモンドは一般的な水晶と比べても透明度が高い宝石でもあります。
それだけにデザイン次第ではハーキマーダイヤモンドもジュエリーとして輝ける資質を秘めているのです。
透明度の高いものが産出されるハーキマーダイヤモンドではありますが、中にはインクルージョン(内包物)があるものもあります。
例えば黒い粒を含んだハーキマーダイヤモンドですが、この黒い粒は炭化水素という炭と水素の化合物、おしくは炭そのものというケースもあります。
そのほかにも黄色い結晶のようにも見えるオイルを含んだハーキマーダイヤモンド、気泡のようにも見える水分を含んだハーキマーダイヤモンドも存在します。
これらはパワーストーンショップでも流通しており、それぞれ「oil in herkimer diamond」「water in herkimer diamond」として販売されていることがあります。
基本的に同じ形をしているハーキマーダイヤモンドですが、インクルージョンの違いによってひとつひとつ個性を持っている宝石でもあるのです。
天然の産物ならではの個性的な一面もハーキマーダイヤモンドの魅力の一つですね。
前述でハーキマーダイヤモンドは基本的に同じ形をしていることをご紹介しましたが、これもハーキマーダイヤモンドの紹介では欠かせないエピソードの一つです。
本来、原石はごろっとした塊や六角柱などの形状で産出されますが、ハーキマーダイヤモンドに関しては両端が尖った「ダブルターミネート」ないしは「ダブルポイント」という形状で産出されます。
そして一面一面の大きさに違いはあれど、まるでカット済みかのような18面体の形状をしているのです。
北欧神話では宝石を採掘するドワーフという妖精が言い伝えに残っていますが、ハーキマーダイヤモンドもドワーフがジュエリーとするべく私たちの見えないところでひっそりと加工している…そんなストーリーを思わず信じてしまうような不思議さを持っています。
ハーキマーダイヤモンドは名前にあるようにニューヨークのハーキマー郡でしか産出されない宝石です。
そのため一時は希少な宝石として、同じ形にカットされた水晶がハーキマーダイヤモンドとして市場に流通していたこともあるそうです。
ちなみに現在は現地での採集ツアーもあるので、それこそ時間とやる気さえあれば自分で見つけたハーキマーダイヤモンドを使ってオリジナルデザインのジュエリーを作ったり…なんてこともできます。
冬のハーキマー群は非常に寒く0℃以下になるので、春もしくは秋頃がベストシーズンです。
中にはゴルフボールサイズくらいの大きなハーキマーダイヤモンドが見つかったこともあるようなので、おすすめの時期にニューヨーク州に行かれる方はツアー情報も一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか?
ハーキマーダイヤモンドは水晶というだけあって硬度:7と比較的丈夫な宝石です。
また、紫外線や水分で大きな変化が起こることもそうないので、ジュエリーの中では日常的にも気兼ねなく身につけやすい宝石でもあります。
お手入れの方法も柔らかい布でやさしく拭くことを日頃から心がけておけば大丈夫でしょう。
もし、経年による変化が気になるようになってきた場合はジュエリーショップなどでのクリーニングをおすすめします。
宝石も中には割れやすい性質のものや硬度が低いものもあり、どんなに大切にしていてもクラック(ひび)が出てしまうこともあります。
でも、丈夫さに定評のあるハーキマーダイヤモンドのアクセサリーやジュエリーは日頃のお手入れをしっかりしていれば、それこそダイヤモンドと同じく永く楽しむことができることでしょう。
パワーストーンショップなどではハーキマーダイヤモンドを「ドリームクリスタル」と呼ぶこともあるのだそうです。
一説ではハーキマーダイヤモンドを身につけた日の夢には自分にとって必要なキーワードが出てくると言われています。
夢日記や夢占いなどが好きな方には心惹かれる宝石ですね。
また、夢と関係の深いハーキマーダイヤモンドなのでドリームキャッチャーのワンポイントとしても好まれます。
ハーキマーダイヤモンドの輝きは悪夢から遠ざけるためのお守りとしてもサポートしてくれるのです。
ジュエリーやアクセサリーはそのデザインやカラーストーンによって、似合うコーディネートが限られることがあります。
でも、ハーキマーダイヤモンドのジュエリーやアクセサリーはそういったことなくありのままに身につけられる万能さを持っているのです。
ハーキマーダイヤモンドはダブルターミネートの形を活かしたデザインのジュエリーやアクセサリーをよく見かけますが、ラフダイヤのような天然さを残したカットを好む方にもおすすめと言えるでしょう。
基本的にほぼ同じ形をしているとはいえ、一面一面の大きさに違いがあるので同じように見えてもやはり個体差があります。
18面体の形状を活かしたデザインにするか、それともラフさを楽しむデザインとするかハーキマーダイヤモンドの楽しみ方は様々なのです。
どれも同じ形だから、という概念を振り払っていろんなハーキマーダイヤモンドの中から貴方にとって一際輝いて見えるものを選んでみてはいかがでしょう?
同じ形で産出されることの多いハーキマーダイヤモンドですが、インクルージョンによる個体差によって唯一無二といっても良いものもあります。
そのため一粒石が好きな方にとっては魅力的な宝石かもしれません。
また、大きさを変えて並べたデザインもハーキマーダイヤモンドならではのアクセントが出て同じ宝石といえどまた違った雰囲気を楽しめます。
そのほかにもハーキマーダイヤモンドの無色透明である点を活かして、ほかのカラーストーンと組み合わせても相性はばっちりです。
貴方ならではの感性を活かしたデザインからは唯一無二のジュエリーが生まれます。
ちなみに水晶はダイヤモンドと同じく4月の誕生石なので、同じくハーキマーダイヤモンドも4月生まれの方へのプレゼントとしてもはずさない宝石です。
また、無色透明の宝石だからこそ男性でも女性でもコーディネートに取り入れやすいほか、どんな系統のコーディネートでも合わせやすいところもおすすめです。
ペアジュエリーとして合わせやすいところもハーキマーダイヤモンドならではの良さでしょう。
このようにハーキマーダイヤモンドは4月生まれの方へはもちろん、身につける人やコーディネートを選ばない万能の宝石です。
ダイヤモンドにも劣ることのない輝きを持つハーキマーダイヤモンドの美しさは是非その目で確かめてみてくださいね。
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