ブルートパーズ ＊ クリアブルーの輝き

水色の宝石と言えばブルートパーズ

イエローをはじめ、ピンク、オレンジ、ブルー、無色透明など、カラーバリエーションが豊富な「トパーズ」。
その中でも青系の色味を持つトパーズが、「ブルートパーズ」と呼ばれています。
「水色の宝石と言えばブルートパーズ」というイメージを持つ方も多いくらい、ブルートパーズは人気があり、流通量も多いです。

天然のブルートパーズは、淡くグレーがかった程度の色味しかないものが多く、ほとんど市場に出回っていません。
放射線によって色調の整えられた「トリートメントブルートパーズ」が主流となっており、天然のブルートパーズよりも良い値で取引されています。

ブルートパーズの中でも、色味によって呼び名が付けられています。

• スカイブルートパーズ ： 最も一般的な淡い水色
• スイスブルートパーズ ： 突き抜ける青空のような濃い水色
• ロンドンブルートパーズ ： 大人っぽい紺色

PASSIONイヤリング01　スイスブルートパーズ

Passion x Pink Lake Collectionより、フープが2つ連なった形のイヤリング。
一雫の情熱が波紋を広げていく様子をイメージして[...]

一般的にロンドンブルートパーズが最も美しいとされ、高額で取引されています。

ブルートパーズの産地

主な産地はブラジルで、その他にもロシア、タイ、スリランカ、ナイジェリアなどでも産出されます。
広範囲にわたって安定した供給量が確保されていますが、場所によって採掘されるトパーズの種類が異なります。

ブルートパーズにまつわる物語

トパーズには、その中にまつわる有名な逸話があります。
大昔、紅海に浮かぶトパズィオス島（現在のセントジョーンズ島）では、紀元前からトパーズの採掘がされていました。
しかし、この島は当時「蛇島（その島には宝石を守る蛇がいて、近づく者を見境なく殺してしまうという）」と呼ばれていた火山島で、つねに霧に包まれ、たどり着くのが困難でした。
そのため、ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos」に由来して島が名付けられ、そこからこの石をトパーズと呼ぶようになったということです。

ところが、このお話の中のトパーズは、実はペリドットのことだと言われています。
古代から中世にかけては国によって呼び名が違い、ペリドットがトパゾスと呼ばれていたり、逆にペリドットと呼ばれていたのは現在のトパーズだったりと、混乱していたのです。
現在では国際協定によってペリドットとトパーズはそれぞれ宝石名が統一され、混同されることはなくなりました。

ブルートパーズのパワーストーンとしての効果

トパーズには古代からさまざまな意味が込められ、インドでは傷を治す力を持った治療の宝石、エジプトでは太陽神・ラーのシンボルとして尊重されていました。

トパーズはその透き通った美しさから、持ち主に「誠実さ」や「ピュアな心」を育んでくれると言われています。
また、ブルーのトパーズは、学問や教養をつかさどるといいます。
専門分野を極めたい人や高度な技術を習得したい人におすすめです。

トパーズをペンダントとして胸に下げれば、幸福や心の平和をもたらし、指輪にすれば昇給や金銭的な成功をもたらすのだそうです。
枕元に置いて寝ると悪夢や夢遊病を止め、熟睡できるとも言われています。

ブルートパーズのお手入れ

硬度：8（傷がつきにくい）
靭性：5（割れや欠けにやや弱い）

超音波洗浄機には入れない方が安全です。
中性洗剤を溶いたぬるま湯に５分ほど浸してから、柔らかいブラシで汚れを浮かせて洗い、その後水洗いします。

一般的に光に対して安定していますが、熱や日光に長時間晒すと、まれに色あせる恐れがあります。
化学薬品による影響はごくわずかです。

ブルートパーズのお奨めコーディネートとシチュエーション

「11月の誕生石」なので、11月生まれの方への誕生日プレゼントに。
老若男女に幅広く好まれる宝石ですので、どんな方にも贈りやすいと思います。

Mermaid Scale Pierce - ブルートパーズ

ローズカットのフラットなカラーストーンに、テリのいいパールを合わせた片耳ピアス。
取り外してゴールドのプチピアスとしても使え[...]

また、クリアブルーの色味は、夏のコーディネートにぴったり。
ブルートパーズのジュエリーが、清涼感を与えるワンポイントになってくれます。

Mariterraでは、ブルートパーズとあこや真珠を使用したMermaid Scale Pierceも取り扱っています。
可愛らしさと上品さをあわせ持ち、まさに女性らしい仕上がりとなっておりますので、ぜひチェックしてみてください♪